NEC:リチウムイオン蓄電システム、米研究所と実証実験

NECは29日、米国最大の電力研 究機関である電力中央研究所と共同で、リチウムイオン蓄電システム の実証実験を行うことで合意したと発表した。実験を足掛かりに、N ECは世界最大とされる米国蓄電システム市場への参入機会を探りた い考え。

電力中央研究所はスマートグリッド(次世代送電網)に向けた電 力事業をサポートするさまざまな蓄電システムを評価している機関。 蓄電システム開発で風力、太陽光発電の安定的な出力や配電系の電力 変動調整、商業ビルや住居の夜間電力貯蔵などへの応用を目指す。

NECはまず、同社が開発した出力25キロワットのリチウムイオ ン電池技術による蓄電システムを同研究所に提供する。その後、出力 1メガワット以上の蓄電システムを共同開発する予定。同日会見した 国尾武光常務は、NECの強みとして電池の量産技術や生産上のノウ ハウなどを挙げ、国際競争で勝ち残りたいとの意向を示した。

NECのエネルギー事業は、リチウムイオン電池を軸として2017 年度に売上高3000億円を計画。このうち2000億円が電気自動車(E V) 向け、1000億円がスマートグリッドを核とした新領域を見込んで いる。

同社の遠藤信博社長は、5月19日のブルームバーグ・ニュースと のインタビューで、同社が今年度から12年度までに500 億円以上、17 年度までに累計1000億円程度を投じ、リチウムイオン電池事業を強化 する方針を示していた。

-- Editor: Tetsuki Murotani Norihiko Kosaka

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