豪中銀は年内に2回利上げも、インフレ抑制で-バークレイズ見通し

【記者:Candice Zachariahs】

9月29日(ブルームバーグ): オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は物価上昇圧力を緩和するため、年末までに2回利上げすると、 バークレイズ・キャピタルはみている。景気拡大を図る米国やアジア が低金利を維持し、商品需要を押し上げていることが背景という。

RBAのスティーブンス総裁は20日、1世紀余りで最大の鉱業ブ ームが景気を刺激しているとして、利上げ再開の可能性を示唆した。 鉄鉱石や石炭といった商品は、豪州にとって最大の貿易相手国である 中国などへの輸出品の大半を占める。ブラジルから韓国までさまざま 国の中銀は今月、世界的な成長鈍化への懸念から利上げを控える姿勢 を示唆している。

バークレイズ・キャピタルの金利ストラテジスト、ギャビン・ス テイシー氏(シドニー在勤)は「世界中の市場で常に流動性が溢れて おり、それが結果的に商品価格に影響する傾向がある」と指摘。「商品 需要を受けて物価が強めに推移し、そのために交易条件のショックが 国内に残る事態をRBAは一段と恐れている」と分析している。

スティーブンス総裁は、国内景気がインフレ加速を招きかねない ほど力強く回復していることを懸念し、昨年10月から計1.5ポイント 利上げした。

バークレイズの予想によると、RBAは10月と11月に利上げを 実施する見通し。