東洋エンジ株2カ月ぶり高値、モンゴル製油所の受注報道

東洋エンジニアリング株が大幅に 3日続伸し、一時7.2%高の283円と2カ月ぶりの高値水準を回復。 総合商社の丸紅と共同でモンゴル初の製油所の建設を受注する、と一 部報道で伝えられ、将来の収益寄与を期待した買いが膨らんだ。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所の西村由美次長 は、「海外需要でのインフラ案件をいかに上積みするかが課題であり、 今回の報道は将来の業績向上につながるものとして期待を持てる内容 だ」と指摘。日本企業の海外インフラ獲得に向け、日本政府が「政府 系金融機関による融資などに積極姿勢を見せ始めており、懸案の資金 面でも十分な手当が可能な環境が整いつつある」との認識を示した。

東洋エンジと丸紅は、年内にも現地の政府系石油会社との間で設 計・調達・建設の一括請負契約を結び、2014年に製油所を稼働させる、 と29日付の日本経済新聞朝刊が報道。受注額は約6億ドル(約500 億 円)の見込み、と伝えている。

東洋エンジ広報IR室の佐久間和博氏によると、モンゴルでは2 -3年前に、現地石油会社のモンゴル石油、丸紅と共同で、製油所建 設の実現可能性を探る調査・研究を実施したという。その上で、「モン ゴル石油が直近で何らかの意思決定を下した可能性はあるが、いまの ところ先方から何も聞いておらず、早期の受注に至る段階にはないと 考えている」と話した。