仏政府が過去20年で最大の財政赤字削減策を実施へ、29日に閣議提出

フランス政府は29日、投資家の不 安沈静化と最上級格付けの維持を目指して、過去20年で最大の財政赤 字削減策を提案する。

バロワン予算相とラガルド財務相の最近の声明によると、来年の 仏財政赤字は国内総生産(GDP)比で約6%と、今年の約7.8%か ら低下する見通し。両閣僚はパリで29日午前10時(日本時間同午後 5時)に開かれる閣議で予算案の詳細を提出する。

サルコジ大統領による税制・歳出計画ではフランスは依然、財政 再建で他のユーロ圏諸国に後れを取った状態が今後も続く可能性があ る。サルコジ大統領は2012年前半に大統領選挙を控えており、フラン スの財政赤字はドイツやイタリア、ベルギー、オランダを上回る水準 になる可能性がある。

ドイツ銀のエコノミスト、ジル・モーク氏(ロンドン在勤)は「仏 政府は非常に限られた財政再建の道を選んだ」と述べ、「このためフラ ンスは欧州の他の主要国と比較して不利な立場となるだろう」と予想 した。

バークレイズ・キャピタルが今週に入って公表した試算によると、 ユーロ圏16カ国の来年の財政赤字は、アイルランドとギリシャがフラ ンスを上回る一方、ポルトガルとスペインはフランスと同じ約6%と なる見通し。ドイツは約3.5%、イタリアは4.7%、オランダは4.1%、 ベルギーは4%となると、バークレイズは予測している。

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