ヘッジファンドの米DEショー:従業員1割を削減、資産半減-関係者

ヘッジファンド運営の米DEショ ーが従業員の1割に相当する約150人を削減した。事情に詳しい関係 者2人が明らかにしたもので、同社の資産は過去2年でほぼ半減した という。

同社の広報担当ポール・ウェルシュ氏は「DEショーはグループ として、長期的な事業強化と投資家に対する価値最大化を目指す措置 を講じた」と述べたが、特定の行動に関してはコメントを控えた。

DEショーの運用資産は210億ドル(約1兆7630億円)と、ピー クだった2008年の390億ドルを46%下回っている。同社は同年遅く に深刻化した金融危機を受けて、顧客資産の引き出しを制限した。同 社最大のコンポジット・ファンドの運用成績は今年1-8月期がマイ ナス3%。米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)がまとめ る比較対象のレラティブ・バリュー指数はプラス6.4%。09年はそれ ぞれプラス20%と同26%だった。

ヘッジファンドに人材をあっせんするマーキュリー・パートナー ズのマネジングパートナー、ロス・バルティック氏はDEショーの人 員削減について、「ヘッジファンド業界の現在のトレンドを反映したも のではなく、あくまで個別のケースだと思う」と述べ、「持続可能な採 用活動は健全な水準にある」と語った。

HFRによると、今年1-8月のヘッジファンド業界の平均リタ ーンはプラス1.45%。米S&P500種株価指数はマイナス4.6%。D Eショーの人員削減については28日、金融専門誌インスティチューシ ョナル・インベスターのウェブサイト上で先に報じられた。

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