スペイン労組、8年ぶりゼネスト実施へ-財政支出削減などに抗議

スペインの労組は8年ぶりにゼネ ストを実施する。財政支出削減や雇用をめぐる規制緩和を盛り込んだ サパテロ首相の政策に抗議するためだ。

欧州労働組合連合(ETUC)によると、欧州各地で労働組合は 財政支出削減に反対しており、29日にはアイルランドやイタリア、ポ ルトガルなど12カ国で労組の抗議行動が予定されている。サパテロ首 相が少なくとも30年で最大の予算削減を実施し、欧州最悪の水準にあ る失業率を低下させるため雇用の安定を損なう措置を講じたことを受 け、スペインの労組は、以前支持していた首相に反対する立場に転じ た。

サパテロ首相の方針転換は、投資家がギリシャの債務危機を受け て財政赤字縮小や成長の押し上げを求めていることが影響している。 スペインの10年物国債はドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレ ッド)が28日に193ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、 7月27日に記録した2カ月ぶり低水準137bpから上昇している。

ただ、9月5日付のスペイン紙パイスが公表した世論調査による と、ストに「絶対」に参加する予定の労働者は9%にすぎず、7月時 点の15%から低下した。一方、29日のストに参加しないとする労働者 は55%と、2カ月前の50%から上昇している。