スペイン、最上級格付け失う公算大きい-運用担当者が予測

(3段落目以降に運用担当者のコメントなどを追加して更新します)

【記者:Matthew Brown and Emma Ross-Thomas】

9月29日(ブルームバーグ):スペインが最上級格付けを失う公 算が大きいと資金運用担当者らが予想している。担当者8人(運用総 額約7000億ドル=約59兆円)を対象に実施した調査によれば、米 ムーディーズ・インベスターズ・サービスがスペインの格付けを「A aa」から1段階引き下げるとの予想が大勢を占めている。

ユーロ圏4位の経済規模を誇るスペインは2001年以降、最上級 格付けを維持してきたが、経済成長の回復が思うように進んでいない。 調査対象となった運用担当者8人のうち5人が「Aa1」への1段階 の格下げを予想したのに対し、残りの3人は「Aa2」に2段階引き 下げられるとみている。ムーディーズは6月30日、スペインの格付 けを引き下げ方向で見直し、3カ月以内に分析を完了すると発表して おり、格下げの決定が今週発表されるものとみられる。

ムーディーズは6月の発表の際、スペイン経済が不動産ブームの 崩壊から立ち直るには数年かかるとみて、10-14年の成長率が平均 で1%を「若干上回る」水準にとどまると予測した。同社によるスペ インの格付けは、1段階の引き下げならフィッチ・レーティングスの 「AA+」と並び、2段階ならスタンダード・アンド・プアーズ(S &P)と同等となる。

世界最大の債券ファンドを運用する米パシフィック・インベスト メント・マネジメント(PIMCO)の欧州ポートフォリオ運用責任 者、アンドルー・ボールズ氏は「市場がかなり不安定なため、2段階 の格下げなら影響が出る恐れがある。われわれは時には遅行指標とし て、ある場合には市場心理にとって重要な指標として、格付け会社の 動きを注視している」と述べた。

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