短期市場:翌日物0.09%近辺、地銀の調達需要-期末レポ高止まり

短期金融市場の無担保コール翌日 物は誘導目標の0.1%に対して0.09%近辺で取引されている。今年度 の上半期末を控えて取引は落ち着いているものの、この日は地方銀行と 信託銀行の調達需要がやや目立っている。

短資会社によると、翌日物は地銀や信託が0.09%で調達を進め、 引き続き0.085-0.09%で調達希望が並んでいる。都市銀行は一部

0.08%で調達した。前日の加重平均金利は0.087%だった。期末越え の翌日物(9月30日-10月1日)は調達希望0.095-0.10%に対し、 運用希望は0.12-0.125%となっている。

この日は財政融資資金の回収で財政等要因は1兆円超の資金不足 になるが、日銀の資金供給オペで大方の不足は埋まっており、当座預金 は1000億円増の18兆2000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀) は1000億円減の13兆円程度になる見込み。

決済要因など資金需要が高まる9月中間期末を控えて一部調達意 欲が見られるが、取引は落ち着いている。日銀が当座預金や準備預金の 残高を高水準で維持しているためで、準備預金の積みの進ちょく率かい 離幅もプラス7%台と進んでいる。

レポ(現金担保付債券貸借)は、30日受け渡しの期末越え翌日物 が0.14%近辺と、約3カ月ぶりの水準で高止まりしている。期末は銀 行が資金運用を手控えている。この状態が続けば30日のコール金利に 上昇圧力がかかるため、市場では午後の資金供給オペが期待されている。 10月1日受け渡し分は0.11-0.12%近辺。

日本銀行は前日に全店共通担保オペ(9月30日-10月27日)を 1兆円実施しているが、市場では30日スタートの共通担保オペがさら に1兆円以上実施されることが期待されている。期末の当座預金残高は 20兆円程度が見込まれている。

一方、この日の国庫短期証券(TB)3カ月物140回債入札につ いては、最高落札利回りは前回の0.1123%と横ばいか小幅低下が予想 される。発行日が10月に入り、レポ金利の低下が見込まれることでデ ィーラーが応札しやすくなる。一方、過度の金利低下は投資家の需要減 退要因として警戒される。