米財務省:シティ証券22億ドルを売却へ、納税者の利益に

米財務省は保有するシティグル ープの証券22億ドル(約1840億円)を売却する方針を発表した。 財務省は2008年にシティを救済しており、そのとき取得した証券を 売却して利益を確定する狙いだ。

29日の声明によると、財務省は公募を通じてシティから取得し た信託優先証券を売却する。バンク・オブ・アメリカ(BOA)とJ Pモルガン・チェース、モルガン・スタンレー、UBSおよびウェル ズ・ファーゴが引き受け幹事となる。

財務省は2008年11月、株価急落に揺れたシティに対する投資 家からの信頼感回復を目指し、3010億ドル相当のシティの資産を保 証した。信託優先証券は同保証に対する支払いとしてシティが差し出 したもの。シティはその後、2009年12月に保証終了に合意した。 財務省はその後も保証期間中のリスクに対する補償として同証券22 億ドルを保持した。

財務省はこの日の声明で、「シティの資産保証期間中に財務省 は何らかの支払いを求められたことは一度もなく、今後もそのような 義務はないことから、今回の売却金は米国の納税者への利益となる」 と述べた。

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