IMFリプスキー氏:世界経済成長、下期は予想に届かない

国際通貨基金(IMF)のリプ スキー筆頭副専務理事は、今年下期の世界経済成長率がIMF予測に 届かないとの見方を示した。ただ、「緩やかなペースでの回復継続」 を予想した。

リプスキー氏は27日の講演で、「経済成長ペースは今年後半に 減速した」と発言。「現在の低迷は来年初めまで継続する」と語った。 講演の内容はIMFのウェブサイトに掲載された。同氏によれば、I MFは今年下期の世界経済成長率を年率3.75%と予測している。

同氏は、上期の成長率については年率でおよそ4.75%だったと し、IMFの予測を「若干」上回ったと述べた。

このほか、IMFは成長減速が一時的なものと見込んでいるとし た上で、先進国の景気の先行きに対するリスクとして、ソブリン債市 場で緊張が再び高まっていることや、不動産市場の脆弱(ぜいじゃく) さを挙げた。

リプスキー氏は「金融セクターの修復はまだ終わっていない。多 くの先進国で現在見られる高水準の失業率を大きく低下させるのに必 要な強く持続的な成長に向けた道を開くためには、しっかりと修復さ せることが極めて重要だ」と指摘した。