英中銀ポーゼン氏:資産購入の再開を-低成長に甘んじるな

イングランド銀行(英中央銀行) 金融政策委員会(MPC)のアダム・ポーゼン委員は、経済の低成 長期が長引くことを回避するため、中銀が資産購入プログラムを再 開するべきだとの考えを示した。

同委員は28日、英イングランドのハルで講演し、「完全雇用下 での英経済の生産能力と現在の生産の水準にはまだ大きな開きがあ る」と指摘。「回復を促すという点で金融政策は引き続き積極的であ るべきだ。さらなる議論が必要だが、わたしは追加緩和に取り掛か るべきだと考える」と語った。

前日にはMPCのアンドルー・センタンス氏が、インフレ加速 に対応するため政策金利を引き上げるべきだと発言していた。同氏 が利上げを主張するのはこの1週間で3回目だった。これに対しポ ーゼン委員はこの日、物価上昇についての懸念を今は考慮から外す べきだとの見解を示した。

ポーゼン氏は「政策当局は見当違いのインフレ懸念を理由に経 済成長の弱さを容認するべきではない」と言明。「物価安定が中期的 に、つまり政策決定に影響する2-3年という時間枠においてリス クになるとすれば、その方向は下振れだ」とも述べた。