ドラッケンミラー氏引退、旧時代の終えん象徴-グロース氏

米パシフィック・インベストメ ント・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券投資信託を運用 するビル・グロース氏は、腕利きヘッジファンド運用者の代表格であ るスタンレー・ドラッケンミラー氏の引退は投資の世界における「オ ールドノーマル」を締めくくるのにふさわしいとの見方を示した。

グロース氏は28日にPIMCOのウェブサイトに掲載された月 例の投資見通しで、ヘッジファンドのデュケーヌ・キャピタル・マネ ジメントを1980年以降運用してきたドラッケンミラー氏の引退や、 シカゴに本社を置くヘッジファンド会社のシタデルが一部ファンドで 手数料の引き下げを検討している事実は、「資本市場で広くみられる トレンドを反映している」と記述。「ニューノーマルは新しい規則を もたらす。レバレッジや規制緩和は消えつつあり、その正反対のもの が優勢となっている」と続けた。

グロース氏は、「ニューノーマル」とは「将来の投資リターンが 歴史的な平均よりもはるかに低い」環境だと説明。「過去25年間に みられたような多額のキャピタルゲインが利回り2-3%の水準から 再現されると債券投資家が信じているならば、彼らは日本に行ったこ とがないのだろう」と記した。

同氏はまた、経済繁栄への最善の道は新しいテクノロジー開発な どを含む「古き良き時代の手段」だが、米連邦準備制度理事会(FR B)は低金利と「量的緩和」の組み合わせを通じた「リフレーション (通貨再膨張)」の手段に出るだろうとの見解を示した。

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