スペイン政府:借り入れコストが上昇-ムーディーズの決定控え

スペイン政府は28日、入札を実施 し30億ユーロ(約3400億円)の証券を発行した。米格付け会社ムー ディーズ・インベスターズ・サービスが同国の信用格付けを引き下げ るかどうかの決定を2日後に控え、借り入れコストは上昇した。

3カ月物証券11億7000万ユーロの平均利回りは0.685%と、8 月24日の前回入札時の0.624%を上回った。18億1000万ユーロの6 カ月物証券は1.18%(前回は1.037%)。スペイン銀行(中央銀行)が 公表した。この日の入札での調達目標は最大35億ユーロだった。

ムーディーズは6月30日にスペインの格付け「Aaa」を引き下 げ方向で見直すと発表。見直しの期間は3カ月としていた。この期間 の最終に当たる9月30日にはスペイン政府も2011年の借り入れ計画 を明らかにする。

この日の流通市場では、ポルトガルとアイルランドの10年物国債 とドイツ債のスプレッド(利回り格差)がユーロ導入以来最大となっ た。スペイン国債のスプレッドも拡大しマドリード時間午前10時51 分(日本時間午後5時51分)現在、191ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)と8月31日以来で最大。