アサヒ:中国・食品最大手「頂新」に6.5%出資-438億円(update1)

国内ビール2位のアサヒビールは、 中国の食品、流通最大手の頂新ホールディングスに出資することで合意 したと発表した。国内市場が頭打ちの中、重点地域と位置づける中国で の収益基盤を強化する。

東証で28日発表した資料によると、アサヒビールは頂新HDの第 三者割当増資を引き受けることで頂新株式の6.5%を取得する。取得金 額 は5億2000万ドル(438億円)。頂新HDには伊藤忠商事が既に 20%出資している。アサヒビールと伊藤忠は同日、共同して中国と台湾 で業務提携すると発表した。両社あわせて25%の頂新HD株式を保有す ることで中国市場での売り上げ拡大を急ぐ。

アサヒビールは、頂新ホールディングスと共同で出資していた康師 傅飲品の株式について現在の持分比率40%のうち8%を頂新HDに売 却し特別利益330億円を計上することも発表した。頂新HDの株式取 得 と康師傅飲品株式の売却は10月末をめどに完了する予定。

アサヒはアジア・オセアニア中心にグローバル食品企業として 2015年にトップ10の事業規模を目指す長期ビジョンを打ち出してお り現在5%の海外売上高比率を20-30%に高めることを目指している。 今回の買収もこの一環。

アサヒビールを「中立プラス」で評価しているTIWの佐藤謙三ア ナリストは今回の出資について「良い選択だと思う」と評価。「うわさ されているフォスターズは価格が高く、現実策としては今回のような数 百億円規模の投資を繰り返すことで海外を伸ばすしかない」と分析し た。

Editors:Takeshi Awaji, Kazu Hirano