IMF:金融安定性審査を義務化-中国など25カ国・地域を対象に

国際通貨基金(IMF)は、世界 経済を揺るがすほどの規模を持つ金融業界を有する25カ国・地域に対 し、金融安定性審査を義務化する。

リプスキーIMF筆頭副専務理事は27日、今回の決定は「国際社 会による最近の危機への対応で重要な部分であり、世界経済を動かす 金融システムの鍵となる側面の監視を強化するものだ」とする声明を 電子メールで発表した。

いわゆる「金融セクター評価プログラム(FSAP)」はアジア金 融危機を機に創設され、これまでは加盟国が任意で受け入れてきた。 IMFは7月に米国に関する報告書を公表し、金融システムは依然と して脆弱(ぜいじゃく)であり、銀行が新たな経済的な圧力を受けれ ば最大760億ドル(約6兆4000億円)の増資が必要になる可能性があ ると指摘していた。

今回の発表によれば、IMFは中国やメキシコ、トルコなどの新 興国を含む25カ国・地域には「システム全体にとって重要な金融部門 がある」と見なしている。