資産家K・フィッシャー氏:「ニューノーマル」は「ばかげた」説

米フィッシャー・インベストメン ツの最高経営責任者(CEO)で資産家のケン・フィッシャー氏は、 今後10年は1990年代と同様に投資には良い時期になると述べ、先進 国が平均を下回る成長率に直面する「ニューノーマル」という考え方 を一蹴(いっしゅう)した。

フィッシャー氏はニューノーマルという概念は「ばかげている」 と述べ、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMC O)のモハメド・エラリアンCEOら他の運用担当者に異論を唱えた。 ニューノーマルは、高失業率や規制強化、世界経済における米国の重 要性低下という状況を指す言葉としてPIMCOが作った。

フィッシャー氏はシドニーで開催中のフォーブス・グローバルC EO会議で「われわれは記憶力のないチンパンジーだ」と述べ、「今後 10年は1990年代と同様に良い展開になるだろう」と予想。大きな弱 気相場の底から1年半の時点で懐疑論や悲観論が見られるのは普通の 投資センチメントであり「当たり前のことだ」とし、われわれには素 晴らしい将来が待っていると語った。

中国人民元に関しては、対ドル相場が切り上げられても、投資家 に長期的な影響を及ぼす公算は小さいと述べた。