米ダウ平均は「スーパーブーム」で38820ドルに上昇へ-ハーシュ氏

米ダウ工業株30種平均は2017年 に8年続く上昇局面「スーパーブーム」に入り、38820ドルに達する と株式投資指南書「ストック・トレーダーズ・アルマナック」の編集 長を務めるジェフリー・ハーシュ氏は指摘する。

同氏は発表文で「過去のすべての主要な経済ブームと長期的な強 気相場は、平和と戦時・危機時の支出に伴うインフレ、そして文化的 なパラダイムシフトと持続的な繁栄を生み出すユビキタス技術が後押 しした」と指摘。ダウ平均は今後、イラクやアフガニスタンからの米 軍撤退や、戦費と金融危機対応の支出が引き起こすインフレによって 押し上げられ、エネルギー技術やバイオテクノロジー関連銘柄の上昇 も寄与すると予想した。

ダウ平均については、10年余り前にジェームズ・グラスマン、ケ ビン・A・ハセット両氏が05年までに36000ドルに上昇するとベスト セラー本「ダウ36,000」の中で予測。ダウは1999年の取引を11497.12 ドルで終え、インターネットバブルがはじけると2002年に7286.27 ドルまで下がった。その後、07年に14164.53ドルの過去最高値を付 けたが、金融危機を受けて09年3月に6547.05ドルに値下がりした。

ハーシュ氏の今回の予想について、ヘネシー・アドバイザーズの 資金運用マネジャー、フランク・インガーラ氏は「常軌を逸した数字 だ」と指摘。「恐らく歴史上で最悪の10年の一つを経験してきたわけ で、予想する水準に到達するには、米政府にのしかかっている負担が 大き過ぎるだろう」と話す。

ダウ平均の27日の終値は10812.04ドル。ハーシュ氏の予想が的 中するには、259%上昇する必要がある。向こう15年で毎年8.9%程 度値上がりする計算だ。1999年末以降の実績は平均で年間約1.3%下 落している。