仏プジョー:世界初のディーゼルハイブリッド車発表へ

欧州2位の自動車メーカー、フラ ンスのプジョーシトロエングループ(PSA)は今週、ディーゼルエ ンジンと電気モーターを組み合わせた世界初のディーゼルハイブリッ ド(HV)車を発表する。電気自動車(EV)戦略を取る仏同業ルノ ーと競いつつ、両社はともにトヨタ自動車を追い上げたい意向だ。

プジョーはパリモーターショーで、同社のクロスオーバー車「プ ジョー 3008」のHV車を前面に打ち出す計画。一方、ルノーの戦略 はEV車を量産車として成功させることだ。

プジョーのフィリップ・バラン最高経営責任者(CEO)と、ル ノーと日産自動車のCEOを務めるカルロス・ゴーン氏の戦略の違い は、環境に配慮する消費者がどのグリーンテクノロジーを選ぶのかを めぐり業界が二分されていることを示す。この分野では、トヨタが 1997年にガソリンエンジンと電気モーターで走る世界初のHV車「プ リウス」を発売した。

ロード・アベットで1000億ドル(約8兆4200億円)の運用に 携わるネイミッシュ・シャー氏は、「ルノー・日産はハイブリッド技術 で乗り遅れた」と指摘。今年1-6月期に保有していたルノー株の大 半を売却した同氏は「電気自動車への賭けはリスクが大きい。HV車 は改善が進み、価格も低下しているからだ」と説明した。

プジョーのHV車は、前輪を駆動させるディーゼルエンジンと電 気で動く後部トランスミッションを備える。電気モーターだけで3キ ロメートルの走行が可能で、1キロメートル当たりの二酸化炭素排出 量は平均99グラム。トヨタのプリウスは同89グラム。プジョーはよ り大型のバッテリーとモーターを装備したプラグイン方式のHV車を 2014年に準備するとしている。