米フェデックスやデルタ航空の輸送量増加、年末商戦の明るい兆しか

小荷物輸送2位の米フェデックス やデルタ航空が取り扱う米小売業向け輸送量が上向きつつあることで、 年末商戦に明るい兆しが見えてきた。

デルタの貨物部門バイスプレジデント、ニール・シャー氏は8日 のインタビューで、「全く悪くない」ホリデーシーズンを迎えるとの見 通しを示した。フェデックスのフレッド・スミス最高経営責任者(C EO)も16日の電話会議で、同社の輸送状況は「堅調だ」と述べた。

香港の商社リー・アンド・フォン(利豊)のブルース・ロコウィ ッツ社長は17日にニューヨークでのインタビューで、「状況は昨年よ りずいぶん改善している。受注もかなり進んでいる」と語った。同社 はウォルマート・ストアーズや米ディスカウントストア2位のターゲ ットなど米小売業向け衣料品・玩具の納入業者として最大手。

出荷は、足元の販売ペースからみて過去最低に近い小売り在庫を 受けて拡大しており、これは小売店が年末商戦に向けて在庫の補充を 必要としていることを意味する。米リセッション(景気後退)は昨年 6月に終息したが、800万人余りの雇用が失われたことから、小売店 は値下げで顧客にアピールしてきた。

ウォルマート国内事業責任者、ウィリアム・サイモン氏は15日 のアナリスト説明会で、「非常に競争力のある積極的なクリスマス・ホ リデーシーズンを迎える見込みだ。価格に焦点が絞られる」とした上 で、「顧客は節約志向」であり、なお26年ぶり高水準に近い失業率が 「難題」だと指摘した。

米コンサルティング会社デロイトによると、今年11月から来年 1月までのホリデーシーズンの小売売上高は前年同期比2%増と、前 年の1%増から拡大する見込みだ。

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