ギリシャの銀行に格下げリスク、貸倒損失や預金流出で-ムーディーズ

ギリシャの銀行は貸倒損失や預金 流出を背景に格下げリスクのある状態が続いていると、米格付け会社 ムーディーズ・インベスターズ・サービスは指摘した。

同社アナリストのコンスタンティノス・キプレオス氏は27日に電 子メールで配布した発表文で、「ギリシャの銀行の不良債権は依然とし て予想範囲の上限にある」と指摘。こうした状況や持続的な預金流出 から格下げの可能性は高まり得ると分析した。

ムーディーズは銀行業界の資産の質や資金調達状況の悪化は銀行 セクターと各行の格付けに対するネガティブな見通しを「引き続き正 当化している」と説明。ギリシャの経済指標や銀行の4-6月(第2 四半期)業績は予想におおむね沿った軌道を示しているとの見解を示 した。

ギリシャ銀行(中央銀行)の9月6日の発表によると、企業や家 計による国内銀行への預金総額は7月に2123億ユーロ(約24兆700 億円)と、前月の2165億ユーロを下回り7カ月連続の減少となった。