海外投資家が大きく買い越す、為替介入を評価-9月3週日本株売買

日経平均株価が9月第3週(13- 17日)に週間ベースでことし最大の大幅高を記録したのは、海外投資 家の買いが要因だったことが明らかになった。

東京証券取引所が27日に発表した投資主体別売買動向(東証・大 証・名証の1・2部合計)によると、海外投資家は日本株を2週ぶり に買い越した。金額は1388億円と、8月1週(1648億円)以来の大 きさ。9月3週の日経平均は前週末比4.2%高の9626円で終了、値上 がり率は09年12月1週(10%)以来の大きさだった。

野村証券金融経済研究所の藤田貴一ストラテジストによると、「政 府・日本銀行の為替介入による円安を受け、海外投資家は輸出関連の 大型株中心に大きく買い上がった」といい、日銀がアクションを起こ すと海外勢が買いを増やす傾向は今回も続いた、と指摘している。同 証によると、先物と現物を合わせた海外投資家の実質ベースの同週の 買越額は4757億円で、4月1週(5655億円)以来の大きさだった。

このほか、証券会社の自己売買部門は1974億円買い越した。買い 越しは2週連続。

一方、主な売り越しでは、個人は3週連続(2501億円)、信託銀 行は6週ぶり(229億円)、事業法人は2週連続(145億円)だった。 中でも、個人の売越額は先物を含めた実質ベースで3月5週以来、今 年度に入って最も大きく、「株価上昇に伴って戻り売りを出したことが 要因」と、野村証の藤田氏は話していた。