植物油:価格上昇続く見込み-悪天候で油糧種子に被害、不足悪化か

植物油の価格上昇が続く可能性が あると、アナリストらはみている。悪天候の影響でロシアやカナダで油 糧種子の生産に被害が出ており、世界的な不足が悪化すると予想されて いる。

インドの食用油取引大手ゴドレジ・インターナショナルのディレク ター、ドラブ・ミストリー氏は26日、ムンバイでパーム油は来年1 月までに最大18%上昇し1トン当たり3200リンギット(約8万7000 円)に、大豆相場は今年12月までに1ブッシェル当たり12ドルに上 昇する可能性があるとの見方を示した。トランスグラフ・コンサルティ ングによると、大豆油は向こう半年間に最大20%上昇し1ポンド当た り54セントとなる見込み。

米国に次ぐ大豆供給国であるブラジルとアルゼンチンでは乾燥した 天候の影響で大豆の作付けが遅れる可能性があり、カナダでは菜種、中 国では大豆の生育が脅かされている。ミストリー氏によると、世界の植 物油供給の伸びは3年連続で需要に追い付かない見通しだ。同氏は30 年以上にわたって食用油の取引に携わっている。