茨城就航の春秋航空、東方航空とキャセイに挑む-28日に上海-香港便

中国で唯一の民間格安航空会社(L CC)、春秋航空は28日、上海-香港便を就航させる。中国大陸の2 つの金融センターを結ぶ路線で、中国東方航空と香港のキャセイ航空 に挑む。

春秋航空のウェブサイトによれば、香港と上海浦東国際航空の往 復航空券は、手数料を含め117.60米ドル(約9900円)から。上海と 香港でそれぞれ最大手の東方航空、キャセイの半額以下だ。春秋航空 の幹部らはコスト削減のため、出張ではホテルを相部屋とし、食事は 即席めんだという。

春秋航空の王正華会長(66)は先週、質問に対し電子メールで回 答を寄せ、「われわれのようなLCCが狙うのはコスト意識の高い一般 の人々だ。中国にはこうした需要が極めて大きく、将来に向け大きな 可能性を見いだしている」と指摘する。同社は、中国国内で20都市以 上に就航している。

大和総研のアナリスト(香港在勤)、ケビン・ラウ氏は、「比較的 に運賃が安い東方航空に特に影響を及ぼす可能性がある。ただ、空港 の容量が限られていることから、春秋航空が提供できる便数も限定さ れるだろう」と述べる。

王会長は2005年、上海に本社を置く春秋航空をエアバス「A320」 3機で始めたが、これまでに21機に増えたという。エアバスのウェブ サイトによれば、春秋航空は今、A320を11機発注している。

東方航空のウェブサイトによると、香港-上海浦東の往復運賃は 約1960香港ドル(約2万1300円)。キャセイ傘下の香港ドラゴン航空 はウェブサイトで2620香港ドルからと広告している。

IPO

キャセイのトニー・タイラー最高経営責任者(CEO)は16日の 記者会見で、「競争が一段と激化するのは間違いない」と指摘。「競争 力のある運賃」を提供し、コスト削減に向け新しい燃費の良い航空機 に資金を投じると表明した。東方航空の広報担当者からのコメントは 得られていない。

王会長はまた、春秋航空が「長期目標の1つ」として新規株式公 開(IPO)に向けた準備を「積極的」に進めていると述べた。時期 などの詳細についての言及はない。同社の株式は王会長が20%、同社 の取締役や上級社員らが75%、残りの5%は上海当局が保有している という。

同社は茨城空港への運航を始めている。

--Li Xiaowei with assistance from Wing-Gar Cheng in Hong Kong. Editors: Neil Denslow, Suresh Seshadri

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 笠原文彦  Fumihiko Kasahara  +81-3-3201-3761 fkasahara@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Li Xiaowei in Beijing at +86-10-6649-7506 or Xli12@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Neil Denslow at +852-2977-6639 or ndenslow@bloomberg.net.

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