ジュリアス・ベア、ロシアデスクをシンガポールに設置-UBSに対抗

スイスのプライベートバンク(P B)、ジュリアス・ベア・グループは、アジアでの投資機会を求める ロシア人富裕層向けのサービスを提供するデスクをシンガポールに設 置した。

同社アジア・中東部門責任者のトーマス・マイヤー氏は、ロシア デスクについてアジア地域と同様の顧客資金の拡大を見込んでいる。 同社はかねて、アジアにおける純資金流入額の伸びは年10-20%と、 世界全体の4-6%を上回ると予想している。

マイヤー氏は、シンガポールで既にロシアデスクを構えるスイス の銀行UBSやクレディ・スイス・グループと競合することになると 述べた。カラマンダー・キャピタルのマネジングディレクター、ロマ ン・スコット氏(シンガポール在勤)は、同地域で運用されるロシア 人資産は向こう5年間で2倍余りとなり、少なくとも500億ドル (約4兆2100億円)に達すると予想する。

マイヤー氏は15日のインタビューで「ロシア人資産を運用する 上で、当初はスイスやロンドンがバンキングセンターとして非常に重 要な役割を担ったが、今やシンガポールがこうした地域と本格的に競 っている」と指摘。「ロシア資金はアジアの成長への関与とそこから の利益を求めており、当社は非常に恵まれた位置にある」と語った。

会計事務所のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)に よると、ロシア人富裕層の資産は2008年時点で推計2300億ドルに 上り、12年まで年10-15%の拡大が見込まれている。

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