政府・民主党:今年度補正は最大約4.6兆円-国債発行焦点(Update1)

2010年度補正予算の財源は最大約

4.6兆円が確保される見込みとなった。今年度税収の上振れ分約2兆 円のほか、09年度決算剰余金1.6兆円などが主な財源。野田佳彦財務 相は国債の追加発行を回避する構えを示しているが、与野党間の協議 次第では発行が避けられない事態も想定される。政府関係者がブルー ムバーグ・ニュースに明らかにした。

菅直人首相は今月17日の改造内閣発足時に、「補正予算は野党と 協議するなかで提出時期も考えたい」と言明。補正予算編成は既定路 線となっているが、時期や規模などについては与野党間との協議次第 と明言を避けていた。一方で、野田財務相は21日の記者会見で「国債 発行を抑制していきたいという立場に変わりはない」と述べ、国債増 発に慎重な姿勢を示した。

財源の内訳は、09年度予算の税収が決算段階で約1.8兆円上振れ たことを受けて上方修正される今年度税収の約2兆円と、国債費の使 い残し分の約1兆円。決算剰余金約1.6兆円については、財政法で2 分の1を国債償還費に充てており、全額を財源として活用するために は、国会で特例法の成立が必要となる。

このほか、今年度予算に計上された「国庫債務負担行為」枠(1 兆円)を活用すれば、さらに予算規模は膨らむ。政府は10日決定した 緊急経済対策で、同枠の活用を含めた補正予算編成を明記している。

自民党は今月8日、建設国債1.3兆円の発行や民主党マニフェス ト(政権公約)関連施策の一部執行停止により捻出(ねんしゅつ)す る財源約5兆円を基に「緊急経済危機対策」を策定した。一方で、国 民新党は11兆円規模の大型経済対策を主張しており、与野党間の調整 は曲折が予想される。

共同通信によると、民主党の玄葉光一郎政調会長(国家戦略担当 相)は25日、仙台市で講演し、今年度補正予算の財源について「規模 は3.7兆円から3.8兆円。他党が協力してくれて決算剰余金をすべて 使えれば、4.5兆円から4.6兆円ぐらいになる」との見通しを示して いた。

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