住友鉱など非鉄株上げる、NY金は初の1300ドル台乗せ-ドル安観測

住友金属鉱山など非鉄金属株の上 げが目立つ。ドルの先安観を背景に代替投資先として資金が流入し、 ニューヨーク金先物相場は初の1オンス=1300ドル台に乗せ、過去最 高値を更新した。市況高が収益に好影響を及ぼすとみられ、関連銘柄 を買う動きが強まった。

午前終値は、住友鉱が前週末比1.9%高の1261円、貴金属リサイ クルのアサヒホールディングスが2.6%高の1841円など。また、三菱 商事が2.9%高の1970円、三井物産が2.9%高の1242円など商社株も 高い。東証1部33業種の値上がり率1位は2.2%高の卸売、非鉄は

2.1%高で3位。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 相場12月限は、前週末24日の取引で一時1オンス=1301.60ドルま で上昇した。終値は同1298.10ドル。年初来のパフォーマンスは18% 高。銀先物相場も上昇し、一時1オンス=21.48ドルと1980年10月 以来の高値を付けた。

21日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、米国 では追加の金融緩和観測が高まっており、為替のドルの先安観が強ま っている。24日のドルの実効レート(米国の主な貿易相手国との貿易 比重に応じて算出した指標)は前日比79.395と、3月17日以来の80 割れとなった。

明和証券の矢野正義シニアマーケットアナリストは、「米国の追加 の金融緩和観測の高まりを背景に、投資家心理が改善、これまで債券 に集中していた投資資金がほかの投資対象にも流れ始めている」と指 摘していた。