米リセッションの発生頻度、「4年ごと」に戻る公算-ブラックロック

今後10年間、米景気の拡大・縮 小の転換点を判断する全米経済研究所(NBER)は過去25年間よ りもかなり忙しくなる可能性がある。

米投資会社ブラックロックの主任株式ストラテジスト、ロバー ト・ドール氏によると、リセッション(景気後退)に陥る頻度は、長 期的な平均の約4年ごとに戻る可能性がある。過去20年間の平均は 約8年ごとだったという。同社の3月末時点の運用資産は約3兆 1500億ドル(約265兆円)。

ドール氏は「現在は景気サイクルに沿った回復が見られているが、 今後もリセッションは起こる」と指摘。近い将来の景気悪化は見込ん でいないため、米国株を購入しているものの、今後10年間のリター ンは従来の平均だった約12%を下回るとの見通しを示した。

今回の景気回復は「過去の回復とは非常に異なる。回復局面での この時期までには雇用が活発な伸びを示していた1981-82年とは特 に違う」と、景気循環判定委員会の責任者を務めるスタンフォード大 学のロバート・ホール教授は指摘。「危機に伴う金融システムの変化 が成長の妨げとなっていることが大きな理由で、これは世界大恐慌以 降の回復期にはなかった要素だ」と語った。

NBERの景気循環判定委は今月20日、1930年代以降最悪とな ったリセッションが2009年6月に終息したと発表。その上で「09 年6月を景気の谷と判断したが、同月以降の経済がそれまでよりも良 好に推移しているとの結論や、景気が巡航速度に戻ったとの結論には 至っていない」と説明した。

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