ソフバンク株が高値、ホークス優勝追い風-収益環境良好も

ソフトバンク株が一時前週末比

1.6%高の2745円と続伸、3営業日ぶりに年初来高値を更新した。プ ロ野球の福岡ソフトバンク・ホークスのパシフィック・リーグ優勝を 受け、グループで「祝・優勝」キャンペーンの実施を発表。携帯電話 の新規契約上積みなどを期待した買いが優勢となった。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所の西村由美次長 は、ソフバンクについて「多機能携帯電話(スマートフォン)のiP hone(アイフォーン)人気が続き、収益環境は良好」と指摘。ホ ークス優勝の直接的な業績寄与は軽微とみられるが、「これまでもキャ ンペーンを新たな契約者の獲得に結び付けてきた経緯があるだけに、 今回も期待できる」との認識を示した。

ホークスのリーグ優勝を受け、ソフバンクグループ各社は26日、 CMでお父さん役を演じる北海道犬カイくんがホークスのヘルメット をかぶった携帯ストラップを100万人にプレゼントするなどのキャン ペーンを、28日から順次実施すると発表した。ソフトバンクの携帯電 話への新規加入や機種変更をした人などが対象。

直近8月のソフトバンクモバイルの携帯電話契約数は、新規契約 から解約を差し引いた純増数で、28万8900件と5カ月連続で首位と なっている。

信用取引の取組状況が改善基調にあることもプラス材料だ。東証 データによると、17日時点での信用買い残655万4700株に対し、売 り残は700万500株で、信用倍率は0.94倍ときっ抗。同倍率が1倍を 下回るのは昨年5月22日時点以来、およそ1年4カ月ぶり。大和証C Mの西村氏によれば、「ファンダメンタルズがしっかりしている上、需 給面でも信用取引の売り方による買い戻しが株価水準を押し上げやす くなっている」という。