アジア株:上昇、5カ月ぶり高値に-米耐久財受注を好感

27日のアジア株式相場は上昇。 MSCIアジア太平洋指数は5カ月ぶり高値となっている。24日に 発表された8月の米耐久財受注統計で、航空機を除く非国防資本財 受注が予想を上回る増加となり、対米輸出が増加するとの楽観的な 見方が広がった。

世界2位の建設機器メーカー、コマツや米州での売り上げが全 体の28%を占めるキヤノンが高い。金属価格の上昇を受けて、英・ オー ストラリア系BHPビリトンは1.6%高、韓国の高麗亜鉛は

5.1%高と それぞれ値を上げている。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午前11時32分現在、前 週末比1.1%高の126.83。このまま取引を終了すれば、4月27日以 来の高値となる。米統計を受けて世界の景気回復の勢いが強まると の期待が膨らんだ。同指数の今月の上昇率は8.8%で、このままい けば、月間ベースの上げは2009年5月以来で最大。

日興アセットマネジメントのシンガポール現地法人の最高投資 責任者(CIO)、スーナム・ン氏は「米国での設備投資増加は今後 数カ月間、企業が需要の増加を見込んでいることを示す明るい兆し だ」と 指摘。一方、「バリュエーション(株価評価)が有望なこと を考えると、株価の上昇は続くかもしれないが、経済データの改善 が持続的かどうか注意する必要がある」と話した。

日経平均株価の午前終値は前週末比134円58銭(1.4%)高の 9606 円25銭。