マース株2年超ぶり安値、投資先送りと競合激化で業績減額

パチンコ店向け機器大手のマース エンジンニアリング株が一時、前週末比7.9%安の1330円と大幅に3 日続落。2008年1月28日(1312円)以来、約2年8カ月ぶりの安値 を付けた。業界の設備投資先送りの影響などを受け、2011年3月期の 連結純利益予想を大幅に減額修正したため、厳しい収益環境を嫌気す る売りが膨らんだ。午前終値は6%安の1358円。

同社が24日の取引終了後、11年3月期の連結純利益予想を従来 の39億円から16億円に59%下方修正すると発表。前期比では65%の 減益になる見込み。主力販売先のパチンコ業界で設備投資を先送りす る傾向が強まっている上、パーソナルPCシステムの競合も激化して いるためという。通期売上高も、従来の311億円から273億円に減額、 これまでの6%増益計画が一転、7%減益になりそうだ。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所の西村由美次長 は、「若干ではなく、大幅修正となったことが大幅に下げている背景に ある」と指摘。さらに個人消費が低迷、内需の回復も今年度中は困難 であると予想され、「パチンコ業界として景気の戻りの鈍さなどが出て いる」と話していた。

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