公開直後の映画の自宅視聴、ソニーなど提供を計画-関係者

ソニー・ピクチャーズとワーナー・ ブラザーズ、ウォルト・ディズニーの映画制作3社は、劇場での公開 直後の映画を最高30ドル(約2500円)の料金で自宅で見られるサー ビスの提供について、米ケーブルテレビ(CATV)大手が出資する イン・デマンドと交渉している。

イン・デマンドのボブ・ベンヤ最高経営責任者(CEO)はイン タビューで、3社と交渉中であることを明らかにした。イン・デマン ドはコックス・コミュニケーションズとコムキャスト、タイム・ワー ナー・ケーブルの共同事業。

事情に詳しい複数の関係者によると、ディズニーは米マイクロソ フトの家庭用ゲーム機「Xbox」やソニーの「プレイステーション (PS)3」などウェブ接続機器を通じた映画のストリーミング配信 についても協議している。

ハリウッドの映画制作会社はDVD販売の減少が続く中、新たな 収入源を模索中だ。映画のDVD化には通常3、4カ月かかるが、い わゆる「プレミアム」サービスが提供されれば、消費者はそれを待た ずにテレビで見られることになる。

ディズニーのロバート・アイガーCEOは21日、ゴールドマン・ サックス・グループ主催の会議で、「インターネットに接続されたテレ ビを通じて生み出せるほかの商品がいくつかある」と述べた。タイム・ ワーナーのジョン・マーティン最高財務責任者(CFO)は同会議で、 傘下のワーナー・ブラザーズは年内に試験サービスを開始する見通し だと語った。1本当たりの視聴料は20-30ドルを見込むとした。

ソニーは2008年、液晶テレビ「ブラビア」のユーザー向けにウィ ル・スミス主演の映画「ハンコック」を、09年にはアニメ映画「くも りときどきミートボール」を24.95ドルで配信し市場動向を探ってき た。ほかの映画の配信計画は発表されていない。