アマゾン川水位47年ぶり低水準-ブラジルの主要穀物、干ばつで打撃

コーヒーや砂糖、オレンジの世界 最大の生産国であるブラジルが干ばつに見舞われ、穀物に被害が出てい るほかアマゾン川の水位は47年ぶりの低水準となっている。

ブラジル水管理局が電子メールで送付した文書によると、アマゾン 川の水位は20日時点で18メートルと、少なくとも1963年以来の低 水準に落ち込んだ。ブラジル南東部の生産者らは、干ばつの影響で同国 の主要穀物の生産が減少すると予想している。

南米での干ばつの影響で世界の供給が脅かされるとの見方から、ニ ューヨークの粗糖相場は24日、7カ月ぶりの高値を付けた。今月に入 って29%高騰している。オレンジ果汁相場は今月に入って15%、コー ヒーは年初来で33%、それぞれ上昇している。気象予報会社ソマー ル・メテオロロジア(サンパウロ)の気象予報士、ウィリアンズ・ビニ 氏によると、乾燥した天候は少なくとも10月半ばまでは続く見通し だ。

ビニ氏は20日の電話インタビューで「雨期の始まりが少なくとも 1カ月遅れると予想されるため、農業経営者は辛抱強く待つ必要がある だろう」と述べた。

太平洋赤道域の海面水温が平年より低くなるラニーニャ現象が、ブ ラジルの一部地域での乾燥や大西洋でのハリケーン発生など世界全体の 天候の変化を引き起こしているとみられている。

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