【個別銘柄】武富士、野村HD、配当落ち、不動産、アルテク、楽天

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株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

武富士(8564):前日の気配値比でストップ安となる50円(30%) 安の116円で一部配分。指値と成り行きの合計で4000万株超の売り注 文が残った。会社更生法の適用を28日申請する。過払い金返還の負担 が重く自主再建を断念、法的整理に踏み切る。事情に詳しい関係者が 明らかにした。日本経済新聞社は27日、日経株価指数300と日経500 種平均株価構成銘柄の武富士株に関し、同社株が東京証券取引所の監 理銘柄に指定されたことに伴い、両指数から除外すると発表していた。

野村ホールディングス(8604):前日比3.3%安の408円と3日続 落、終値で1982年10月来の安値に沈んだ。BNPパリバ・インベス トメント・パートナーズの清川鉉徳執行役員は、「野村に限らないが、 日本経済の低迷で国内での金融業は収益源が先細り状況」と指摘。野 村については、投資銀行部門でのリーマン・ブラザーズの部門買収で、 「海外M&A案件の獲得などを増やし、海外で稼ぐ体質に変わろうと しているが、いまのところ統合効果は薄い印象」と話した。証券・商 品先物取引指数は2.7%安で、東証1部33業種の下落率1位。

不動産株:三菱地所(8802)が1.3%高の1376円、東京建物 (8804) が3.7%高の341円など。日本銀行が10月4、5日の次回金融政策決 定会合で追加的な金融緩和策を協議する、と28日付の日経新聞朝刊が 報道。日銀が追加金融緩和に踏み切れば、資金調達環境の改善や不動 産需要の押し上げにつながるとみられた。不動産指数は東証1部33 業種で上昇率1位。

医薬品や情報・通信株:東証医薬品指数が2.2%安、情報・通信 指数は1.8%安で33業種の下落率上位。きょうは3月決算企業の9月 末配当の権利落ち日で、相対的に配当利回りが高いとされる業種、銘 柄に売りが出た。個別では武田薬品工業(4502)が3.2%安の3900円、 NTTドコモ (9437)が2.5%安の14万2100円など。武田薬は第2 四半期末に1株当たり90円、ドコモは2600円の中間配当を計画して いた。ブルームバーグ・データによると、権利落ちが日経平均株価に 与える影響は63円。

塩野義製薬(4507):2.9%安の1532円。子会社のシオノギファー マで販売権の減損処理を迫られる可能性があるなどとし、バークレイ ズ・キャピタル証券は27日、投資判断を「オーバーウエート」から「イ コールウエート」、目標株価を2100円から1500円に引き下げた。

楽天(4755):2.1%高の6万3500円。傘下の楽天トラベル(東京・ 品川)の国内旅行取扱高が4-6月に前年同期比21%増の526億円と、 業界3位の日本旅行(1%増の567円)に迫る、と28日付の日経新聞 朝刊が報じた。

太陽誘電(6976):2.5%安の1022円。記録製品事業の構造改革を 実施し、光記録メディアの生産体制を月産1億1000万枚から6500万 枚まで縮小させると27日に発表、人員も約45%減らす。4-9月(上 期)連結決算で91億円を除却・減損し、特別損失に計上予定、純損益 見通しは従来の45億円の黒字から28億円の赤字に転落するもようだ。

アルテック(9972):17%安の221円。企業の設備投資意欲の低調 から、2010年11月期の純利益予想を従来予想の8億円から1億円に 引き下げた。前期は9億7100万円の赤字。同社は特殊産業機械の商社。

イズミヤ(8266):5.3%安の304円。一時303円と上場来安値を 更新した。費用構造改革を進めるが、天候不順や消費マインド低下に よる売上高の落ち込みを補えず、3-8月(上期)の連結純損益が9000 万円の赤字だったもようと27日に発表。従来予想は3億円の黒字。11 年2月期通期の純利益予想も従来比75%減額し、2億円とした。

鉄鋼株:新日本製鉄(5401)が1.1%高の288円、神戸製鋼所 (5406) が0.5%高の197円など。ゴールドマン・サックス証券は28日付のリ ポートで、中国の鉄鋼輸出が2011年-12年にかけて減少することで、 アジアの鉄鋼供給は構造的にひっ迫に向かい、余剰能力を持つ日本メ ーカーはこのひっ迫分を肩代わりするチャンスに恵まれると指摘した。

ウェザーニューズ(4825):2.5%高の1193円。6-8月期(第1 四半期)の連結純利益は前年同期比81%増の3億7300万円だった、 と27日に発表。各種気象情報サービスが法人向け、個人向けともに順 調に伸びた。

アルコニックス(3036):4.7%高の1800円と5連騰。中国政府が 日本向けのレアアース(希土類)輸出を禁止していると先週伝わった ことをきっかけに、希少金属(レアメタル)の輸入などを手掛ける同 社株に思惑含みの買いが続いた。中国に依存する希少品の動向を注視 する姿勢が、株式市場関係者の間で強い。貴金属リサイクルを手掛け る松田産業(7456)は、立花証券が新規に投資判断を「強いアウトパ フォーム」とした材料も重なり、4.4%高の1476円と3連騰。

キョーリン製薬ホールディングス(4569):2.1%安の1307円。主 要株主の荻原年氏や荻原弘子氏らが、保有するキョーリン株を一定期 間は売却しないことで合意していたことが、27日に提出した大量保有 報告書で分かった。キョーリンをめぐっては、沢井製薬 (4555) が株 式5%弱を取得し株式公開買い付け(TOB)による買収にも意欲を 示していると報じられ、キョーリン株が急騰した経緯がある。

ノリタケカンパニーリミテド(5331):1%安の303円。自動車業 界の業況改善などを背景に研削砥石などが好調で、11年3月期の連結 営業利益は従来予想を23%上回る32億円の見通しと27日に発表した。 前期は16億6400万円の赤字。しかし、アナリストらの事前予想とほ ぼ同水準にとどまり、直近急騰の反動もあって売り圧力に押された。

あさひ(3333):3.2%高の1197円。三菱UFJモルガン・スタン レー証券は27日、投資判断を従来の「中立」から「アウトパフォーム」 に引き上げた。

KYB(カヤバ工業、7242):5%高の459円、一時471円と2年 3カ月ぶりの高値を付けた。独立系株式調査会社のTIWは27日、投 資判断を「中立プラス」から「ポジティブ」に引き上げた。中国での おう盛な建設機械向け需要で堅調な収益が見込めるとし、11年3月期 の連結純利益は会社側計画と同じ110億円と最高益更新を予想する。

大東建託(1878):2.6%安の4985円。工事進ちょくによる完成工 事高の増加、コスト削減により完成工事総利益率が期初計画より上昇 するため、4-9月(上期)の連結純利益は前年同期比12%増の200 億円の見通し、と27日に発表。従来予想の137億円から上振れるが、 通期予想は据え置かれ、先行きを慎重に見る売りに押された。

イオンクレジットサービス(8570):2.8%安の938円。10年2月 21日-8月20日(上期)の連結営業利益は前年同期比2.2%減の85 億 円だった、と27 日に発表した。電子マネー事業は拡大したものの、 利息収入減が響き、従来予想の96億円を下回った。

住友精化 (4008):1.2%高の339円。11年3月期の連結営業利益 は従来予想を12億円上回り、前期比43%増の42億円になる見通しと 27日に発表。高吸水性樹脂とエレクトロニクスガスの需要が伸びる。

アーレスティ(5852):3.2%高の671円。同社は27日、ダイカス ト需要が想定を上回る水準で推移していることを理由に4-9月(上 期)の連結純利益予想を従来の15億5000万円から18億円に上方修正 した。前年同期は13億円の赤字。