短期市場:翌日物0.08-0.09%か、期末接近も当座預金は高水準維持

短期金融市場の無担保コール翌日 物は誘導目標0.1%を下回る0.08-0.09%での取引が見込まれる。資 金需要が高まる今年度上半期末が接近しているものの、高水準の当座 預金残高が維持されていることで銀行の資金調達は落ち着いた展開が 続きそうだ。

前週末24日の翌日物の加重平均金利は0.1ベーシスポイント(bp) 低下の0.089%だった。都市銀行の調達が0.085%、信託銀行の調達は

0.085-0.09%で推移し、午後は0.08%に低下した。27日受け渡しの 翌日物は0.085-0.12%で取引された。

この日は国庫短期証券(TB)3カ月物の発行、償還日。財政要 因による資金の大きな増減はない。日本銀行の共通担保資金供給オペ の残高が増加することで、当座預金も18兆円台前半から半ばまで増え る見込み。21日には6月末以来の19兆円台に乗せている。

為替介入資金が市場に流入した17日以降、当座預金や準備預金の 残高が高水準で推移しており、余剰感がある。準備預金の積みの進ち ょく率かい離幅もプラス7%台まで進んでおり、期末は当座預金の一 段増加でさらに進ちょくする可能性がある。

一方、レポ(現金担保付債券貸借)金利は下げ渋りそうだ。銀行 は手元資金が潤沢なものの、期末の金利上昇を警戒して取引に慎重に なっている。前週末の取引は、28日や29日受け渡しの翌日物が0.12% 前後で推移。日銀の本店共通担保オペ(9月27日-10月5日)の平 均落札金利は前回比0.1bp高い0.113%だった。

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、この日の当座預 金は3000億円増の18兆5000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀) は1000億円増の13兆2000億円程度になる見込み。短資会社各社の予 想では、調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の残り必要積立額(1日平均)は4兆6200億円、積み終 了先は7兆4500億円となっている。

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