英HSBC:ガリバー氏をCEOに、フリント氏を会長に指名

欧州最大の銀行、英HSBCホー ルディングスは24日、3つの最高幹部職すべての異動を発表した。ス ティーブン・グリーン会長の後任をめぐっては2週間半にわたって観 測が流れたが、それに終止符が打たれた。

HSBCの発表によると、4年間最高経営責任者(CEO)を務 めたマイケル・ゲーガン氏は会長になる機会を逃したことで退任する。 次期CEOには投資銀行部門責任者のスチュアート・ガリバー氏が就 任する。退任して英貿易相に就任するとの発表が7日にあったグリー ン会長の後任はダグラス・フリント最高財務責任者(CFO)。アジア 太平洋地域部門の幹部、イアン・マッケイ氏がCFO職を引き継ぐ。

今回の人事は、グリーン会長の後任ポスト争いに伴うものだ。グ リーン氏が会長に昇進した際にCEOに就任したゲーガン氏は、会長 就任について株主の支持を得ようとした。しかし、ブルームバーグが 今週調査したHSBCの株主20人のうち、ゲーガン氏を支持した人は いなかった。HSBCでは少なくとも33年間、会長にはCEOを務め た人が就任している。

ゲーガン氏は24日、電話会議で記者団に対し、「過去の経緯をみ るとCEOが会長に就任しているが、要請がなければならない」とし、 「実際にはわたしに要請はなかった。非常に立派なCEOだったと言 われたが、会長としては他の人がもっと適任なのだろう」と述べた。