ノルウェー中銀:シティを提訴、不適切な情報開示で9兆円損失と主張

ノルウェー中央銀行は、米シテ ィグループの株式と社債への投資で8億3500万ドルの損失を出した のは、同行の財務情報開示が不正確だったためだとして、シティグル ープとビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)、リチャー ド・パーソンズ会長を含む同社幹部・元幹部ら20人を相手取り訴え を起こした。

ノルウェー中銀が17日付でニューヨーク市内マンハッタンの連 邦裁判所に起こした訴訟によると、シティグループは財務状況を不正 確に伝えたほか、重要情報の開示を怠り、ノルウェー中銀は2007年 1月から09年1月にかけて不当に高い価格でシティグループの株式 と社債を購入した。

ノルウェー中銀は投資部門を通じて、世界で2番目に大きな政 府系ファンド、ノルウェー政府ペンション・ファンド・グローバルの 資産を運用している。同ファンドは2008年に過去最大の6330億ク ローネ(約9兆円)の赤字を出した。

シティの広報担当ダニエレ・ロメロアプシロス氏は「今回の訴 訟の主張にはまったく実体が伴っていない。当行は徹底的に法廷で争 っていく」と述べた。