米リッチモンド連銀総裁:金融規制改革法、救済抑制も排除に至らず

米リッチモンド連銀のラッカー 総裁は今年成立した金融規制改革法について、政府による金融機関救 済の抑制にはつながる一方で、「裁量による介入手段」が増えるとの 一面もあると指摘した。

同総裁は、ケンタッキー州フランクフォートでの講演で、金融規 制改革法が「公的資金による金融機関救済をめぐる説明責任を厳しく 強制および強化している。これは、介入の回数抑制につながると思わ れる」と指摘。その一方で、同法は破たん後の問題を防ぐための「裁 量による介入手段を増やしている」と語った。

ラッカー総裁は、2007-08年より前の段階では、米政府の金融 セーフティネット(安全網)政策は、「建設的なあいまいさ」が特徴 だったと言及。企業側が暗黙の支援を認識していなくても、政策当局 が救済の準備を整えていたと説明した。

その上で、「この3年間の経験から、金融安定への説得力あるア プローチとしての建設的なあいまいさという考えについに終止符が打 たれるはずだ」とし、「金融の不安定性の低下には、透明性と決意が 必要だ」と付け加えた。

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