欧州株(24日):上昇、独企業景況感と米資本財受注で-ARM高い

欧州株式相場は上昇。ドイツの 企業景況感が予想に反して上昇したほか、米資本財受注が増加に転じ たため、景気減速懸念が和らぎ、上げに転じた。

半導体設計の英ARMホールディングスが高い。米ソフトウエア メーカーのオラクルがARM買収に関心があるとの観測がきっかけ。 独スポーツ用品メーカー、独アディダスも上げた。同業の米ナイキが 中国での売り上げの大幅増加を明らかにしたことが買い材料。独自動 車部品メーカー、コンチネンタルはドイツ銀行による株価目標引き 上げを好感して買われた。

ストックス欧州600指数は前日比1.1%高の263.97。週間ベ ースでは0.4%上げた。アイルランド国債の保証コストが過去最高と なったことで一部の欧州諸国が債務返済で困難に陥るとの懸念から、 同指数は前日まで3日続落していた。

ライファイゼン・キャピタル・マネジメントの世界株式担当責任 者、ヘルベルト・ペルス氏は米耐久財受注統計発表前のインタビュー で、「当社は株式相場が現時点ではかなり割安だと判断し、引き続き 株式をかなりのオーバーウエート(基準以上)にしている」と指摘。 「米国の景気が二番底に陥るとの懸念があるが、当社はそうなるとは みていない」と続けた。

ドイツのIfo経済研究所が24日発表した9月の独Ifo企業 景況感指数は106.8に上昇し、2007年6月以来の高水準を記録し た。8月の米耐久財受注統計では、設備投資の先行指標となる航空機 を除く非国防資本財受注が増加したものの、全体の製造業耐久財受注 額は前月比で1.3%減少した。

ARMは6.1%上昇。オラクルのラリー・エリソン最高経営責任 者(CEO)は23日、半導体メーカーや特定業界を対象とするソフ ト制作会社の買収を検討していることを明らかにした。

アディダスは5.4%上昇。コンチネンタルは6%上げた。ドイツ 銀は同銘柄の株価目標を63ユーロから68ユーロに引き上げた。こ れは前日終値を28%上回る水準。