米新築住宅販売:8月も調査開始来2番目に低い水準

8月の新築住宅販売は前月から 変わらず、市場予想を下回った。住宅市場はローン金利の低下にも かかわらず、需要を喚起する力がなく、低迷を続けている。

米商務省が発表した8月の新築一戸建て住宅販売(季節調整済 み、年率換算)は前月比変わらずの28万8000戸だった。これは 5月の28万2000戸に次いで、1963年の調査開始以降2番目に低 い水準。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の 中央値は29万5000戸だった。前月は速報値27万6000戸から修 正された。

新築住宅の中間価格は前年同月比で1.2%低下して20万 4700ドルと2003年末以来の最低だった。

TDセキュリティーズのチーフエコノミスト、エリック・グリ ーン氏は、「住宅市場に上向きの勢いはまったく見られない」と述 べ、「失業率は非常に高く、消費者信頼感はかなり低い。家計の富 も減少し、消費者心理は今もネガティブだ」と続けた。

全米4地域のうち2地域で新築住宅販売が減少。特に最大市場 の南部では前月比11%減の14万8000戸と過去最低だった。中西 部では26%減少した。一方、西部では54%と急増し、北東部でも 17%の伸びを記録した。

販売に対する在庫比率は8.6カ月と、前月の8.7カ月から低 下した。新築住宅在庫は8月末で20万6000戸と、1968年8月以 来の最少だった。

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