米銀、9月の社債発行市場の活況に乗らず-融資にも消極的

【記者:Tim Catts】

9月24日(ブルームバーグ):9月の米社債発行市場は記録的な活 況ぶりだが、銀行はそれに加わっていない。米連邦準備制度理事会(F RB)が景気てこ入れの方法を検討する中で、銀行が融資を増やさな い兆候も出ている。

ブルームバーグのデータによると、マイクロソフトやヒューレッ ト・パッカード(HP)、フォード・モーターを中心に米企業が9月に 行った起債は1243億ドル(約10兆6000億円)相当となり、過去最高 だった昨年9月の1251億ドルを上回りそうな勢いだ。しかし、銀行や 金融会社が全体に占める割合は16%と、4月以後で最も低い。前年同 月は30%だった。

事業会社は過去例のない低利回りの恩恵を受けているが、景気回 復が軌道に乗らない中で、銀行業は縮小傾向にある。債券ファンド大 手、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO) はそのような状況を「ニューノーマル」(新たな標準)と呼んでいる。 FRBによると、金融機関は融資ではなく、政府証券に資金を投じて おり、バランスシートを縮小させている。

バークレイズ・キャピタルの米信用戦略担当共同責任者、ジェフ リー・メリ氏は「銀行は預金を集め、多くの手元資金を保有している が、融資は減少している」と指摘した。

FRBのデータによると、8日終了週の銀行の商工業向け融資は 1兆2400億ドルと、前年同期の1兆4000億ドルから11.3%減少。一 方、金融機関の国債保有高は1兆5900億ドルに14.5%増えた。

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