スペイン:緊縮策への決意試される-きょう予算案発表、市場は懐疑的

スペインのサルガド財務相は、24 日に示す2011年予算案で、政府が緊縮財政の手を緩めることはない と投資家にあらためて納得させる必要に迫られている。

同財務相はマドリードで同日午後1時45分(日本時間同8時45 分)に記者会見を開くが、30年ぶりの大幅な赤字削減達成に向けた追 加的な緊縮措置は恐らく必要ないとの認識を示している。閣議がこの 日了承する見込みの同予算案は今月30日までに議会に提出され、来 月採決となる。サパテロ首相率いる少数与党政権は、予算成立に向け てバスク国民党(PNV)議員らと協議している。

イグニス・アセット・マネジメントで約1100億ドルの資産運用 に携わるスチュアート・トムソン氏は「政府の赤字削減に対する熱意 は以前よりも感じられない」と語る。

サルガド財務相は2日、既に発表済みの賃金削減と年金凍結策で 赤字削減には十分かもしれないと語っている。サパテロ首相も、対国 内総生産(GDP)比でユーロ圏3位の大きさの財政赤字の抑制と景 気回復が可能であることを示そうとしているが、域内の高債務国の財 政運営能力をめぐる疑念は再び表面化している。

10年物スペイン国債の同年限のドイツ国債に対する利回り上乗 せ幅(スプレッド)は183ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) と、昨年の2倍余りに拡大。アイルランドとポルトガルの国債もスプ レッドが23日、それぞれ417bp、400bpといずれもユーロ導入後 の最大を記録した。

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