コニミノH株8月来下落率、オプト低迷で業績懸念-ドイツ証格下げ

複合機(MFP)中堅のコニカミ ノルタホールディングス株が一時、前営業日比4.3%安の795円と続 落。8月31日(4.7%安)以来の日中下落率を記録した。液晶偏光板 用TACフィルムなどオプト製品需要の伸び悩みなどを理由に、ドイ ツ証券では投資判断を引き下げており、今後の業績の先行きを不安視 する売りが優勢となった。

ドイツ証の日暮善一アナリストは22日、コニミノHの投資判断を 従来の「買い(Buy)」から「ホールド(Hold)」に引き下げ、今後12 カ月間の目標株価を990円から850円に見直した。

日暮氏はレポートの中で、「短期的にはTACフィルムやHDD用 ガラス基板などオプト製品の需要の伸び悩み、中長期的には事務機事 業の成長鈍化が懸念される」と指摘。同証ではこれまで、会社側の2011 年3月期の連結営業利益予想500億円に対し、70億円上回ると見てい たが、オプト事業の低調、景気低迷の長期化によるMFPの競争激化 の可能性を踏まえ、480億円に下方修正したという。前期は440億円。

新しい目標株価は、事業部門別の積み上げで、調査対象としてい る競合メーカーに平均値に基づき算出。これと現状株価との間に大き なかい離がないため、投資判断を引き下げた。