バーカー氏:英中銀による刺激策拡大の可能性、「一段と不透明」に

イングランド銀行(英中央銀行) の金融政策委員会(MPC)の元委員、ケイト・バーカー氏はいわゆ る量的緩和を通じた一段の景気刺激策の可能性は「さらに不透明」に なっているもようだと述べた。

バーカー氏は23日、ロンドンでの米経済専門局CNBCとのイ ンタビューで、「依然としてインフレの高止まりに関する一段の懸念 がある」と指摘。「量的緩和の見通しは不透明感が強まっている。経 済は今のところ持ちこたえており、議論の余地が残るところだ」と語 った。

英中銀は22日公表した今月のMPCの議事録で、米連邦準備制 度理事会(FRB)と並び、景気回復に弾みをつけるため追加刺激策 を講じる可能性を示唆していた。5月末でMPC委員を退任したバー カー氏は、当局者らはインフレ加速と景気鈍化という「非常に重大な」 2つの問題の間で均衡を図っているとの見解を示した。

バーカー氏はCNBCに対し、「インフレ率は過去32カ月中26 カ月間、目標水準(2%)を上回っている」と指摘。量的緩和をめ ぐる懸念について、「結局それがインフレ期待を押し上げることにな った。インフレ率が見通しを上回る水準に達しているのはそのためだ」 と説明した。