牛肉はどこへ消えた?-干ばつでアルゼンチンの輸出激減、消費2位に

アルゼンチンは世界最大の牛肉消 費国の座を失った。過去70年間で最悪の干ばつに見舞われ、政府が輸 出を制限、平原地帯パンパでの飼育数が減少したためだ。

アルゼンチンとウルグアイの牛肉関連業協会によると、アルゼンチ ンの1人当たりの牛肉消費量は年間57.3キログラムと1958年以来の 低水準となり、隣国ウルグアイの同60キロを下回った。

アルゼンチン下院の農業・家畜委員会の委員長で農場経営者でもあ るリカルド・ブリヤイレ氏は、2009年まで2年間続いた干ばつの間に子 牛の出生数が減ったため、牛の飼育数の減少は「来年さらに深刻化す る」との見通しを示す。

飼育数の減少により、かつて世界最大の牛肉輸出国だったアルゼン チンの輸出は今年、約50%落ち込み、ウルグアイが同国を抜いた。アル ゼンチンの輸出の減少により食肉加工業者の利益に影響が出ており、赤 身肉生産で世界最大手、ブラジルのJBSはアルゼンチンで操業する複 数のプラントの売却を検討している。

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