日オラクル株急落、ロイヤルティー支払が増加-一転減益に

日本オラクル株が急落し、約7カ 月ぶりの安値。米親会社に支払うロイヤルティー率の引き上げに伴い、 今期業績は前回予想から一転、最終減益になる見通しとなった。年間 配当予想も前回から6円引き下げられたため、売り圧力が増した。

この日は売り気配で取引を開始。午前9時25分ごろ前営業日比

7.9%安の4100円で売買が成立した。その後も売り注文が優勢で、一 時は2008年10月以来の日中下落率となる9.4%安まで売り込まれた。

会社側が22日の取引終了後に公表した業績予想修正によると、新 しい今期(2011年5月期)の単独当期純利益予想は224億円。従来の 7%増益の予想が一転、2%減益になる見込みだ。日米両国の税務当 局が移転価格税制上の問題を避けるため、ロイヤルティー率を改定す ることで仮合意したことを受けた措置。本合意となることを前提に、 通期で415億円のロイヤルティー支払いがあると判断した。前回予想 は381億円だった。

このほか、年間配当予想を164円に見直した。前回予想は前期実 績並みの170円だったため、6円の減配となる。

日オラクル最高財務責任者(CFO)の野坂茂氏は記者会見で、 「経営努力である程度メイクアップできればいいが、多額の負担でも あり、内心じくじたるものがある」と指摘。ロイヤルティー率以外の 本業については、「6-8月(第1四半期)終了段階で想定通り推移し ている」とした。

会社側の減額修正などを受け、ドイツ証券では日オラクル株の目 標株価を4300円から3800円に、UBS証券も4500円から4250円に それぞれ引き下げ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は4400円か ら4200円に下方修正している。

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