ボルカー氏:米住宅ローン市場は「完全に破損」-修復を優先課題に

ボルカー元米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は米住宅ローン市場について、「完全に破損している」 と指摘、政府の関与の仕方を変えることを最優先課題にすべきだと述 べた。

オバマ大統領の顧問を務めるボルカー氏は23日、シカゴ連銀で開 かれた銀行関連会議で、ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレデ ィマック(連邦住宅貸付抵当公社)を通じた政府の住宅ローン市場へ の政府の関与手法に代わる「既存の実用的方法」はないと指摘。民間 住宅ローン市場に新たな枠組みを導入することが「最優先課題」だと 述べた。

米金融システムについても、まだ修復されていないとの見解を示 した。「住宅ローン市場のようにその一部は完全に崩壊していることを われわれは承知している」と述べた。

金融規制改革法(ドッド・フランク法)には銀行の自己勘定取引 を制限する条項があり、ボルカー・ルールと呼ばれるが、この条項に ついてボルカー氏は、望んだほど深く踏み込んだ内容にはならなかっ たが、前向きな一歩だと評価。「全体として根本原理は組み込まれてお り、他の国でも法律に盛り込まれるかどうか見極める」と述べた。

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