欧州株:総じて下落、ソブリン債危機の波及懸念で銀行株に売り

欧州株式相場は総じて下落。ス トックス欧州600指数は3日続落となった。欧州のソブリン債危機で 景気が損なわれるとの懸念が高まり、銀行株が売られた。

クレディ・スイス・グループとアイルランド銀行を中心に金融株 が下げた。建設・建材関連銘柄も下落し、フランスのエファージュは

2.4%安となった。英製薬メーカーのアストラゼネカは1.1%下落。 エクサーヌBNPパリバが売り銘柄に指定したことが嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%安の261.07。前日は

1.4%下げていた。騰落比率は1対2。同指数は4月に付けた年初来 最高値からは4.1%下げている。

MFCグローバル・インベストメント・マネジメント(ロンドン) の欧州株式責任者、デービッド・ハッセイ氏は、「昨年はこれらソブ リン債のリスクが甚だしく過小評価されていたため、これまでの展開 はパンドラの箱を開けるように厄介事の連続だった」と述べ、「危機 は深刻なものであり、アイルランドとギリシャなどは将来的に債務再 編に踏み切る可能性がある」と語った。

23日の西欧市場ではノルウェーを除いた17カ国で主要株価指数 が下落した。

財政赤字

この日の欧州債市場では、ポルトガルとイタリア、スペインの各 10年物国債のドイツ10年債に対する上乗せ利回りが拡大した。経済 統計が予想を下回る内容だったことを背景に、景気減速でこうした 国々の赤字削減が難航するとの懸念が高まった。

クレディ・スイスは3.2%安。アイルランド銀は5.5%下落し、 ストックス600欧州指数の構成銘柄の中で最大の下げを記録した。金 融指数は0.7%安と、19産業グループの中で2番目にきつい下げと なった。