9月の英中銀議事録:8対1で政策維持決定-利上げ主張も

イングランド銀行(英中央銀行) は9日に開いた金融政策委員会(MPC)で、政策金利と資産買い取 りプログラムを維持することを8対1で決定した。緊急刺激策の拡大 の可能性が高まったとの見方が示された一方、アンドルー・センタン ス委員は4カ月連続で利上げを主張した。

22日に発表された議事録によると、キング総裁ら9人で構成する MPCは政策金利のレポ金利を過去最低の0.5%に据え置き、資産買 い取り枠については2000億ポンド(約26兆5100億円)で維持するこ とを決めた。センタンス委員は「段階的」に金利を引き上げる必要が あるとして0.75%への利上げを主張した。

英中銀は議事録で「大半のMPCメンバーは現行の政策金利水準 と中銀資金による資産買い取り規模はリスク均衡に向けて引き続き適 切であると判断した」と説明。「一部メンバーにとって、景気刺激と中 期的なインフレ目標達成に向けた追加措置が必要となる可能性が高ま った」と続けた。

センタンス委員は21日、スカイニューズとのテレビインタビュー で、英国や世界経済が景気の二番底を回避していることから、イング ランド銀がインフレ抑制に向けて徐々に利上げする必要があるとの考 えをあらためて示した。

議事録によると、MPCメンバーらはインフレ見通しがどちらの 方向にもにぶれるリスクが「大きい」と判断。「バランスにリスクが生 じた場合は、メンバーはいずれの方向でも対応する用意がある」とし ている。