米財務長官:米銀は将来の利益で新資本規制満たすこと可能

ガイトナー米財務長官は、米銀は 貸し出しを抑制し景気回復を妨げるようなことなく、将来の利益を利 用して自己資本規制の強化に対応できるだろうとの見解を示した。

同長官は22日に開かれる下院金融委員会の公聴会での証言の事 前原稿で、新しい銀行自己資本規制「バーゼルIII」により、世界の 銀行は大幅な資本増強が必要になると指摘した。

「米国の金融システムは、新たな国際基準を採用する上で世界的 にみて極めて優位な位置にある」とし、「大半の部分について、銀行は 将来の利益を通じてこうした新規制を順守することが可能で、そのこ とが現在進んでいる景気回復を支えることにつながるだろう」との見 方を示した。

ガイトナー長官は、国際決済銀行(BIS)バーゼル銀行監督委 員会が新規制の完全適用までの猶予期間を8年以内とすることで合意 したことに言及し、「意味のある」移行期間が設けられているとし、銀 行に急速な資本増強を強いることは世界経済の回復を危険にさらすこ とになりかねないとの考えを示した。