米SECカネロス氏:新デリバティブ規則、不正発覚につながる公算大

米証券取引委員会(SEC)のマ ンハッタンオフィス責任者、ジョージ・カネロス氏は、デリバティブ (金融派生商品)取引の清算に関する新たな規則は、クレジット・デ フォルト・スワップ(CDS)などの売買に関連した不正行為の発覚 につながる可能性が高いとの見通しを示した。

カネロス氏は21日、ブルームバーグのニューヨーク本社で開かれ たヘッジファンドフォーラムで「CDSとの関連でインサイダー取引 が民事提訴されたのは過去に1度だけだが、これはインサイダー取引 が行われていないからではなく、透明性が欠如しているためだ」と指 摘した。

7月に成立した金融規制改革法(ドッド・フランク法)は、大半 のデリバティブ取引について、第三者のクリアリングハウス(清算機 関)経由での決済を義務付けている。一部の市場取引の損失拡大が世 界大恐慌以降最悪のリセッション(景気後退)につながった教訓から、 監督当局の市場監視権限は強化された。

カネロス氏は、新規則の導入により、投資家と監督当局は共にC DSなどの信用市場をより詳しく吟味することが可能になると指摘。 「スワップ規則の最も重要な特徴は、規則そのものではなく、スワッ プ市場の透明性が高まることにある」との見方を示した。

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